9日目 スペイン セビリャ

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ギリシャ風彫刻の立つ中庭
 朝一番のお父さんの仕事は洗濯です。ホテルでコインランドリーの場所を聞いて通いました。洗濯が終わるまでカフェでコーヒーを飲みながらゆっくり過ごすのも悪くありません
 今日は一日、セビーリャの観光です。カテドラルの北はまだ行ったことがないので、まずはピラトの家(Casa de Pilatos)を訪れました。ここは貴族の館だったところで、エルサレムのローマ総督ピラトの家を模倣したと言われています。 イスラム風の装飾と、ギリシャ風やルネッサンス様式が入り交じっており、不思議な感じがあります。ギリシャ風彫刻があるかと思うと、中庭や見事なモザイクの壁はイスラムそのものです。

Casa Pilatos -  Patio
館の中庭

Casa de Pilatos - Mosaique Casa de Pilatos - Mosaique
壁一面の見事なモザイク

昼食後はホテルに戻って一休みですが、私は久しぶりに一人で街をぶらつくことにしました。先ほどどうしてもうまく見つからなかったサンタ・パウラ修道院へ出かけてみることにしました。途中、狭い路地は上からツタ植物が垂れ下がり、 独特の雰囲気です。一般の家の中庭にも噴水があり涼しげです。


狭い路地と住宅の中庭

Casa Pilatos -  Greque
触ってもいいのかな??

サルバドール教会

 残念ならサンタ・パウラ修道院は閉まっていました。美しいモザイクの天井があるとのことでしたが、結局見られませんでした。町の中を通ってサルバドール教会の前へ出ましたが、ここは修復中で中へは入れませんでした。
 一旦ホテルへ戻り、皆を連れて闘牛場へ出かけました。マエストランサ(Maestranza)と呼ばれるこの闘牛場は19世紀から20世紀にかけて建設されました。白と黄色を基調にしたアリーナは美しいです。中は博物館になっていて ガイド付きで見学しました。中に近代的な手術室があるのには驚きました。

闘牛士の銅像 闘牛場への入り口 闘牛場のアリーナ

闘牛場はグアダルキビール川のそばにあります。そこから川沿いに歩くと黄金の塔(Torre del Oro)があります。13世紀に作られたかわいらしい塔は街の守備のために建設されたと言うことです。
  今日はスペイン最後の日。もう2度もお世話になったホテル横のEl Rey Moroで夕食です。パエリャ、イベリコ豚の料理、それにサングリアがおいしかったです。
 この季節は日没になるのが遅く、夕食も遅かったので夜景を見て 回る事ができなかったのですが、最後の日と言うことで、トゥリウンフォ広場からカテドラルのあたりまで散歩をしました。夜の10時を回っているのに、すっかり涼しくなった街を皆がそぞろ歩いています。よちよち歩きの子供までが夜更かしを しているのは驚きでした。
黄金の塔 El Rey Moroでの最後の夕食


 こうして、スペインでの4日間はあっという間に終わりました。家族皆、すっかりスペインの虜になってしまったようです。初めてのアンダルシア地方でしたが、ここの文化遺産には驚きの連続でした。


Information

海外旅行中の洗濯

 家族連れでの旅行、特に子供連れの場合、どうしても洗濯物が多くなります。ヨーロッパの都市には結構コインランドリーが多くあります。ホテルのフロントで聞けばわかることが多いです。パリでは昔からあるのを知っているコインランドリーに通いました。 セビーリャではクリーニング屋さんが1台だけセルフ用の機械を置いているところへ行きました。ただ、フロントの人は必ずしも近くに住んでいるわけではなく、知らない場合もあります。今はインターネットがあるので、Google mapで "self laundry 地名"とかで 検索すると場所が出てきます。
ランドリーでは洗剤を売っている場合もありますが、日本からあらかじめ小袋に入った旅行用の洗剤を持って行くのが良いでしょう。それから、洗濯用ネットを持って行くと意外と役に立ちます。少なくとも小物を洗濯機の中に忘れるという失敗は無くなります。 

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